成田といえば、成田山新勝寺を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、見どころは新勝寺だけではありません。成田には、訪れる方々をおもてなししようと活動している人達も沢山いるので、ぜひ彼らのことも知っていただきたいのです。
ここでは、そんな彼らを「ナリタノヒトビト」としてご紹介します!
今回のゲストは、創業150年の老舗うなぎ屋「成毛家」の4代目・株式会社成毛家 代表取締役 小泉りえ子さん。成田生まれの成田育ちで、長年にわたって暖簾を守り続けてきました。その歴史と、成田への思いを伺いました。
ーお店について教えてください。ー

飲食店と旅館を営んでおり、今はうなぎ屋がメインです。うちが初めて提供を始めた「あいのせうな重」を商品としてお出ししています。おかげさまで、今年で創業150年を迎えました。

昔は旅館がメインで、敷地内にバスが停まるドライブインのようなスペースがあり、羊羹の売店やラーメン、夏は海水浴帰りのお客様向けにかき氷など、さまざまな商いをしていた時代もありました。親が一生懸命働いてくれたおかげで、今の場所が残っています。

ーこれまでのご自身のご経歴を教えてください。ー
成田生まれの成田育ちです。短大を出てからすぐにお店に入り、他へ就職することは考えませんでした。それからずっと長くお店をやっています。
代数でいうと、祖母からはじまり、私で4代目になります。祖父が鳥屋をやっていたと聞いたこともありますし、この土地にはさまざまな商いの歴史が重なっています。
ー成田空港周辺エリアで好きなスポットはありますか?ー
京成電車から見る景色が好きで、東京から帰ってきた時に緑が多くてホッとします。田園風景も好きですね。宗吾参道や酒々井といった駅の、昔ながらのひなびた雰囲気も好きですね。華やかな観光地とは違う、静かで落ち着いた成田を感じられる場所です。
ーお店をずっと続けられている理由は何ですか?ー

お店をずっと続けてきたのは、一番は昔からのお客様のことが心にあるからです。お店を辞めてしまうと、長年通ってくれている方たちにお茶を飲んでいただける場所がなくなってしまう。昔からの付き合いなので、事務的な対応にはしたくないんです。
ードッグカフェはいつ始められたんですか?ー

ドッグカフェの建物は私が28歳ぐらいの時に喫茶店をやろうと思って作ったもので、もう30〜40年ほど経ちます。しばらく休ませていたのですが、従業員から「ワンちゃん連れのお客様が多いからやろう」と提案されて始めたら、大当たりしました。愛犬を連れてゆっくり過ごせるお店は、成田の参道周辺ではなかなか珍しいこともあり、今では多くの方に喜んでいただいています。今は従業員がとてもよくやってくれています。
ー最後に、読者のみなさんへメッセージをお願いします。ー
表参道だけでなく、裏道などの細いところも覗いてみてください。新しい成田が発見できるかもしれません。
成田山の参道沿いには、長い年月をかけて地元の人たちが育ててきたお店がたくさんあります。「有名どころ」をひととおり回ったら、ぜひ路地に入って、古くからの空気感を楽しんでみてください。そしてぜひ成毛家にも立ち寄っていただけたら嬉しいです。